Stongday村とホームステイ~ザンスカールの風景
滞在した村とホームステイした民家の紹介です。
滞在日:2012年6月
Stongday村
- 山の上からStongday Gompaが見守っている
- 雪解け水
- 農作業する人々
- ヤクたち
- 子どものヤク
- 昼寝するヤク
- 集落
- 集落
- お堂に入る僧侶
- 仏塔に向かう僧侶
- 土壁
- 牛糞ケーキ
- 雪解け水
- 白ヤギ
くぼみで箱座りをする白ヤギ。
ヤクの子どもたちが草を食べたり昼寝したり、のどかでした。
僧は小さい村のマニ車があるお堂や仏塔もひとつひとつ見回るんやなーと、すごいと思いました。
- ザンスカール川
- ザンスカール・バレーとザンスカール川
- 天然の洗面所
- 洗濯
民家には水道が無いので、雪解け水が流れる小川で洗面や歯磨きをしていました。
村の人も利用している、水道管のつなぎ目から水が出ている場所が良い水場となりました。
まだ寒かったので、行水は一度も行いませんでした。
天然水道で1回だけ頭は洗いました。
ガイド氏に書いてもらったメモには”Stongday“とあったが、”Stongdey” “Stongde” とも表記されるようです。
Marpaling Lamdon Model Schoolのサイトでは住所表記が”Stongday“になっています。
ホームステイ
滞在した民家はガイドNorboo Tundup氏の親類の家です。
年配の夫婦、若い夫婦と子ども達が暮らしていました。
民家
- ホームステイ先
- 宿泊した部屋
- 台所
- 台所がある土間
- 中庭
- 中庭の子牛
- 子ヤギ
- ぼっとん便所
外から見るより内部は意外に広かったです。
ぼっとん便所は「穴にはまらんように気いつけて!」と言われました。
中庭でヤギを飼っているので、塀の上からヤギが現れて面白かったです。
玄関のドアには鍵がありませんでした。
当然自分の滞在している部屋にも無かったです。
ザンスカールには空き巣や泥棒がいないので、施錠は必要ないのです。
本物の「良い田舎」なのです。
家族
「台所においで」
夕食後呼ばれると、バター作りが始まっていました。
慣れた手つきで紐を引くのは小学生の長男です。
毎日夜まで家の手伝いをした後に宿題もしていました。
照れ屋な少年で、ワシと英語で通じ合えると口元をゆがめて嬉しそうでした。
勉強頑張ってや~!ボールペンをプレゼントしました。
- バター作り
- 手伝いをする少年
- 毛糸を巻く作業
- 若い奥さんの赤ちゃん
- ホームステイの奥さん
- 娘かな?
ラダック語のみ(自分は分からない)ですが、奥さんは常にビスケットを皿いっぱいに満たしてくれ、ポットのバター茶が温かいか気を配ってくれました。
旅に持っていく100円ショップのグッズで、ジップロックがあります。
パスポートや貴重品を水濡れ防止に使用したり、洗面用具を入れています。
未使用のジップロックを全て奥さんにあげました。
口を開いて野菜を入れて閉じてみせると便利さを伝えることができたようで、非常に喜んでくれました。
便利な物は世界どこでも便利なのです。
出発の朝。
Norboo Tundup氏が、
「もしよければ、彼女に少しばかりお金を払ってくれませんか?」
「もちろんですよ、いくらぐらいが良いですか?」
「Sさんが決めてください、いくらでもいいんですよ」
快適な部屋、腹いっぱいの朝夕の食事、ビスケット、バター茶、チャイ。
それだけではない。
「ジュレー」
札を数枚奥さんに手渡した時の表情は今でも覚えています。
彼女は驚いた表情でオロオロして見えました。
お金をNorboo Tundup氏に見せて何か言っています。
「こんなにもらっていいのかい?」
そう、見えました。
「No problemですよ。from my heart、ありがとうと伝えてください」
奥さんは安心したようで自分に向かって丁寧に手を合わせてくれました。
ビックリさせてしまったが、感謝の気持ちを伝えたかった、そして伝えられるのはやはりお金だと思いました。
食事
- バター茶、ビスケット
- 左:チャイ、右:バター茶
- マトン料理
- 野菜のおかずとチャパティー
- 野菜ヨーグルト飯
- スキュー
- チャパティ野菜のせ
- 野菜の夕食
朝夕の家庭料理は非常に美味かったです。
常に少年が「もっと食べますか?」と聞きにきてくれ毎日腹いっぱいでした。

美しい日々が懐かしい。働き者で勤勉な少年は今頃立派な青年になってるんやろうな。成長を見てみたい。朝から夜まで外を駆けずり回っていたので、もっとザンスカールの人の生活を知っておけばよかったな、と。次回また世話になりたいです。ちなみに故郷の田舎村は施錠必須ですw