サンペドロ・デ・アタカマの街
サン・ペドロ・デ・アタカマは毎日天気が良く、観光客は多いが落ち着いて滞在できる村だった。
タイトル画像:サンペドロデアタカマ教会(Iglesia San Pedro)
滞在日2008年10月
村の食堂が集まるエリア。サッカー場もある。
食堂のチリ料理
地元の食堂が安く美味かったので毎日通っていた。
店の前の黒板に「Menu」が書いてある。
言葉がわからないので、適当に頼んでどんなもんが来るのか試してみた。
チキンとポテトのおかず、米、サラダ、パンの定食。
1300ペソ~1500ペソ(約300~400円)。
チリの料理は全体的に味が薄い。
今後のチリ旅行計画
サン・ペドロ・デ・アタカマからどの方向に進むか迷っていた。
アルゼンチン北部に出るか、このままチリを南下するか?
最初に漠然と考えた、「細長いチリを南北に横断する」予定で進める方向にする。
チリの大手バス会社Turバスでラ・セレナ行きチケットを購入。
サン・ペドロ・デ・アタカマは観光の町なので、交通の便が良い。
アルゼンチンに行くバスも週に何本か発着している。
アメリカの選挙
通りに石造りの東屋が並んでおり、そこが涼しく気に入ったのでよくビールを飲んでいた。
アカタマ高地ツアーで一緒であった、ハワイのおばちゃんに会った。
どのくらいの予定で旅行している、など話し、
「11月に帰国します、11月は私にとってとても大切な日なの!!」
「・・・あー!大統領選挙ですか!オバマ応援してましたね?」
「そう!!」
彼女は熱心なオバマ支持者であったことを思い出した。
「スペイン語は話せますか?」
「とんでもないです!日本語のスペイン語会話集を持ってきました」
おばちゃんもスペイン語が分からんので、メモに書いて大変だという。
彼女はサンチアゴの友人を訪ねて一人で来て、サン・ペドロ・デ・アタカマからサンチアゴへ飛行機で飛び、選挙に備えて帰国するのだという。
「私はバスは無理だから飛行機移動です。あなたは一人で全部やって、偉いねえ」と、
褒められたが、いくら友人に旅行や切符を手配してもらったといえ、親ぐらいの団塊世代の、この元気なハワイのおばちゃんの方が、偉いに決まっている。
年配の人がチリに一人で来たのがかなりすげー、と感心した。
旅人?ホームレス?
街の端に行くと、ここが砂漠の中であることがよくわかる。
中心部は観光客むけのホテル、店、レストラン、旅行会社で賑わうが、はずれに行けば住宅地で静か。
貯水池を発見。砂漠地帯で水は貴重品だ。
この水路で、ホームレスに見える人が裸で洗濯をしていた。
寝袋とリュックを持っている。
衣類もボロ布では無い、薄汚れたTシャツに長ズボンだ。
サン・ペドロ・デ・アタカマは観光地だが、小さい街だ。
乞食で稼げないだろう。乞食するんやったら、中規模以上の都市になるだろう。
彼は、旅人なのか?
バスまで時間があるので食堂に行った。
他の人が食っているメニューにした。
ビーフと野菜のスープにパスタ、米が入っている。
ポテトサラダ、野菜、パン付き。