断崖絶壁に建つ白い街、ロンダ
地中海のリゾート地からバスで山の街ロンダへ。
バスは地中海沿いを走る。
マラガという地方都市で乗り換えたのだが、マラガは魅力を感じなかったので滞在を止めた。
この時期(夏)地中海沿いをゆっくり滞在しながら進むという計画は無くなった。
バスは山あいを通る。白い石灰岩の岩山が見られる。
途中に白い村が見える、いい景色。
高度が高くなってきたので、コンドルが舞う。
風に乗り、優雅でかっこいい。
ロンダ到着、宿探し
約3時間でロンダ到着。
バスターミナルから歩きながら、オスタル、ペンションを探す。
「Pension Bar」という看板があった。
中に入って赤ん坊を抱いたおばさんに歩き方の巻末のスペイン語会話「今晩泊まれますか?」を指差して聞いてみた。
ソラがどうの、、、たぶん一人の人は宿泊不可、といったのだろう。
その人の息子のような年齢の中年が出てきたので、指差しで聞いてみた。
おっさんは一瞥しただけで、何も言わず完全に無視した。
もしかすると、ロウ眼で字が見えないのかとおもったので「すいませんが~」と呼びかけるが、無視したのでムカついた。
2件目のバスターミナル付近のオスタルは満室。
しかもいきなり下痢になったようで腹が痛くなってきた。
別の道を歩く。
安宿探しは店が並ぶ大通りでは無く、その裏通りを探すのだ。
「Hostal」という看板が見つかった。
その家族経営の宿はシングル13ユーロで、オーナー、奥さん、娘さんは良い人そうで好感が持て、清潔で宿泊には十分な条件だった。
迷わずここに決めた。
ロンダは宿探しに少し苦労したが、安オスタルが見つかった。
近所のスーパーSPARでオリジナルのエナジードリンクを買った。
暑いー
ロンダ旧市街
旧市街へは、ヌエボ橋を渡る。
ヌエボ橋
橋の手前に眺めの良い場所があった。
街の外側にはオリーブ畑、乾燥した風景が見える。
この街も白い壁。
歴史博物館の中に拷問具や魔女裁判(異端審問)、黒魔術などの特集の展示があった。
入場するか迷ったが、作り物感とファンタジーが入っていたのでやめた。
当時使用されていた”本物”があったかどうかは不明。
新市街
旧市街から最初に宿を探した新市街へ向かう。
ここで写真を撮影していると、知らん人に本を見せられた。
「日本から来たんですか?これは私が撮影したロンダの写真です」
「美しい写真ですね」
その写真集はロンダの崖や滝で、その人は写真家であった。
本物の写真家と話せたのでうれしかった。
カップルの彼が声をかけてきた。
「オラ!ジャパンから来たのかい?」
「そうです」
「FOTO!FOTO!(写真撮ってくれ、という意味)」
二人とも笑って良い写真が撮れた。
「彼女美人やな!」
「ありがとう!ジャパンもクールだぜ!」
ロンダからアルヘシラスへ
スペイン旅行の移動は主にバスで、今回ロンダ→アルヘシラスで最初で最後列車を利用した。
山の間を通る列車からはバスとは違う風景が見えた。
モロッコに行くフェリーが発着するアルヘシラスに向かう。
一旦モロッコ、ジブラルタルを旅した。
スペイン北部から南下し中央部を巡り地中海沿いに進み北上。40日間周遊しました。
バスに乗ってオリーブ畑が広がる車窓を眺めていると、地域によって雰囲気や町並みが変わるのを実感しました。
ちょうどサッカーで優勝した時期で、街ではサッカー観戦で盛り上がっていました。
訪れた世界遺産は11か所です。
旅行時期:2008年6月~7月
ロンダに行くときの風景もよかった。でかいコンドルが舞う空をよく覚えています。