プエルト・ナタレス到着。豪雨の後、安宿探しをする
トーレス・デル・パイネ~パイネ国立公園へのトレッキングの起点となる街、プエルト・ナタレスは宿が多い。
安いホステルからホテルまで、インフォメーションで宿リストが手に入る。
客引きもいてます。
旅行期間2008年11月
PALL MALL25本入りはじめてみた。タイのタバコと似たパッケージ。
宿探し
地図と宿リストを手に入れるために、インフォメーションに行った。
インフォメーションに着くと、突然晴れた。
インフォメーションの人は親切で、
「高い順からHotelホテル>Hostalオスタル>Residencialレジデンシャル>=Hostelホステル」
だと教えてくれた。
もらった宿リストで、ホステルとレジデンシアルの安そうな最後のページからチェックした。
歩いていると、聞き覚えのあるレジデンシャルの看板がある。
プエルトモントの宿の情報ノートに盗難被害報告があった、泥棒宿である。
パイネ国立公園でトレッキングをしたかったので、どこでキャンプ道具をレンタルして、トレッキング情報をを仕入ることができるんやろう?
スペイン語ができんからな。
レジデンシャル(民宿)も良さそうだが、ここは海外からの旅行者が宿泊する、外国人慣れしているバックパッカー系ホステルを探すことにした。
モロ”バックパッカーホステル”という分かりやすすぎる名前のホステルが宿リストにあったので、そこに行くと、玄関が閉まっているようだ。
倒産したのか?
外から様子をうかがっていると、一人の男性に声をかけられた。
「ホステルを探しているんですか?」
「はい、このバックパッカーホステルにいこうとしているのです」
「私のホステルはこのすぐ近くですよ、もしよかったら、一度見に来ませんか?宿リストにも掲載してありますよ。。。ここです」
宿リストに名前があった。彼はチラシを見せる。
「一番安いドミはいくらですか?」
「ドミトリー4000ペソ+シーツ代1000ペソです。どこから来たんですか?」
「ジャパンです」
「おお~遠いですね~」
値段はドミならそんなもんで、宿の人はいい人そうであった。
「バスが来るので、私はバス停に行かなければなりません。ウチの宿は~」と、道を教えられた。
「分かりました、今から見にいきます」
「ではまた」
カウシュカ・ホステル
そのホステル~カウシュカ・ホステルに行くと、客が3人リビングでビデオを見ていた。
スタッフは他にいないようで、部屋や設備を勝手に見てみた。
新しく清潔で、雰囲気が良い。
小規模なホステルなので静かそうである。
ここに決めた。
リビングで待っていると、一人の女性が来た。
「こんにちわ。オーナーからあなたが来ると、電話があったのです」
「こんにちわ、さっき道で彼に会いました」
彼女はオーナー~オマール氏の友人で、宿に滞在中のトレッキングガイドだった。
彼女はキッチン、シャワールームなどに案内して丁寧に説明を始めた。
リビングに入ると、TVを見ていたガキの一人が笑いながら、突然彼女に言った。
「ソイツ日本人だろ?あなたが言っていること理解してねーよ笑」
ガキの言った言葉の意味は分かったが、なぜ、そのようなことを言ったのかが理解できなかった。
彼女はムッとした表情で、「理解してるわよ!」と強く言った。
そこで初めて、ガキが言ったアホな事が理解できた。
へえ~こういうこと普通に言うか~、と。
腹は全く立たなかった、当然不細工なガキどもは無視である。
ただ、宿の人がすぐに見せた、人種差別に対する軽蔑と嫌悪感が嬉しかった。
彼女は両替所やスーパーの場所も説明してくれた。
「私は醤油を持っているから、日本食を作る時言ってね!」
親切な人で、彼女にもトレッキングのことや滞在中には、いろいろ世話になった。
パタゴニアの春
裏庭。たんぽぽがたくさん咲いている。