妻籠宿→冬の大妻籠を歩く
妻籠宿から大妻籠まで歩きました。
歩いた日2023年12月
国道256号線から中山道へ入る場所にある案内。
中山道
上記案内によると、橋の手前に「石柱標識」があるらしいのですが、見つかりませんでした。
晴天の12時前ですが、日影にはまだ雪が残っています。
林の小道を歩きます。
途中にある神明地区という数世帯がある集落に入ると、久しぶりの匂いを嗅ぎました。
バキュームカーが停車して、汲み取り作業をしていました。
子供の頃、ぼっとん便所(汲み取り式トイレ)の家はまだあったので、バキュームカーは日常的に見ました。高校の通学で利用していた駅も、ぼっとん便所でした。まさかのバキュームカーが見れて嬉しかったです。
集落を出て坂を下るとすぐに大妻籠が見えました。
大妻籠
ゆるい坂を上ります。
水車に水は流れていませんでした。
メインストリートに旅館が並んでいます。
軒下に駕籠が吊るしてありました。
棒の下に錆びたタンクのようなものが付いています。
今も使用しているのだろうか?
写真を撮っていると、旅籠つたむらやの人かな?
道の向かい側で洗濯物を干していたお婆さんが話しかけてきました。
こんにちわ!お兄さん、どっから来た~?(語尾の方言忘れた)
昔話に出てくるような小さいお婆さんです。
こんにちわ。XXから来ました!今日は温かいですね
へえ~!雪降っ~今日は天気がいいけどね~~また天気悪くなる~
お婆さんの方言が理解できなかったので、遠くに来た雰囲気がしてテンション上がりました。
藤原家住宅
坂を上り、藤原家住宅に行きました。
丘の上には2軒の民家があり、どっちが藤原家住宅なのか分かりませんでした。
2軒とも一般の民家のようです。
Google mapではこの場所で正しいようですが。
先を進むと神社しかないようなので、来た道を戻りました。
よく見ると、道脇にある、消えかけた木製看板に気が付きました。
「藤原家住宅」と記されています。
どっちが藤原家住宅なのか?
人の敷地内に入るのは抵抗があったのですが、看板の差す方向に行くと…
あったー!
内部には土間、囲炉裏があり、昔の道具が展示してありました。
一瞬、さび猫に出会えました。
丘を下りて集落に戻りました。
数十年ぶりにネズミ捕り器を見ました。
つたむらやの前にさっきのお婆さんがいたので、会釈をすると笑顔が返ってきたのでかなり嬉しかったです。
大妻籠交流施設と公衆トイレ
大妻籠バス停付近にある公衆トイレはヒーター完備で暖かかったです。
大妻籠交流施設の敷地内に自動販売機がありました。
ヒーターには驚きました。こんな山奥でも快適で便利とは、日本ってすげーな!
バス停付近
中山道にある「大妻籠」の看板。
向こうにある木造の建物は「金剛屋お食事処」です。
バス停の後ろにある坂から見た大妻籠の集落。
バスで馬籠宿に向かいます。
大妻籠は小さい集落ですが、旅籠が並ぶ街並みは見に来る価値あります。藤原家住宅は少し探しました。お婆さんと話せてよかったです。ここからバスで馬籠宿に行きました。天気が良かったので日差しがあるところは暖かかったのですが、気温が低いのでカメラのバッテリーの消費が早かったです。