リシケシ到着、きれいなガンジス川を見る
滞在日:2013年4月- 5月
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デリーからバスで1日がかりでリシケシに到着した。
とりあえず友達が宿泊して良かったと言っていた日本人宿「黄色い家」に行ってみることにした。
「おーいジャパニ!どこ行くん?」
若者が声をかけてきたのでバイタクの値段交渉をし、向かった。
黄色い家は本当に黄色だった。
外に宿泊客女性と宿の人らしい男性が座って喋っていた。
「こんばんわ!今夜泊まれますか?」
一瞬の沈黙。
「No」
宿の人は一度もこっちを見ずに、顔をそむけたまま答えた。
宿泊できなくても残念ではなかった。
日本人宿だからといって愛想をよくする必要もないが、予想外の対応だった。
暗いので看板などが見にくくなってきた。
バイタク君が宿を紹介してくれるというので、頼んだ。
一軒目の宿は部屋全体が湿っぽく、ダニや南京虫に刺される可能性が考えられたのでやめた。
二軒目で今回滞在するカルキゲストハウスに決めた。
新しいゲストハウスで虫の心配も無い(一泊二食付)、宿泊代金も良心的でオーナー1人の静かな宿だ。
後に、ワシのグルとなる方である。
ガンジス川
ここまでくるとガンジス川はきれいで、泳いでみたい気になった。
川下りを楽しむのはインド人観光客だけだった。
リシケシの街
初日、街を観光した。
聖地巡礼に来るインド人観光客が多かった。
吊り橋付近の土産屋が集まっている場所を通ると、昨日のバイタク君に声をかけられた。
「ここが僕の働いている店」
土産物屋のオーナーはいい人そうで、なんかあったら声かけてくれと言った。
宿の夕食
オーナー(グル)のカルキ氏が作る飯はすっげー美味かった。しかもかなり安く提供して頂いた。
ベジタリアン料理だが、味付けがコクがあったので物足りなくは無かった。
この宿には、日本人女性とドイツ人男性、後にアルゼンチン人女性も滞在していたが、宿でメシを食うのは自分だけだった。
毎晩オーナーと一緒に夕食をとった。
その後テラスに椅子を出して座り、タバコを吸いながら話していた。
気持ちのよい風が吹いてきた。
オーナーはヨガ修行してから自分でタバコは購入しなくなったが、もらいタバコはOKだった。
タバコは商店で購入できたが、リシケシの街には酒屋も肉が食える食堂も無かった。
自力でビールを調達するのが困難だったが、オーナーに頼めばスイスホテルでビールを買ってきてくれた。
「India everything possible」は当然のこと、
「スイスホテル everything possible」
であった。
毎日重いビールを運んでもらうのが悪かったので、リシケシ滞在中は飲酒量が減った。
健康な生活だった。
自分はリシケシでやりたいことがあった。
民族楽器を習うのだ。
運よく雨期前で人が少ない時期なので静かに滞在できる。
アシュラムを見学することにした。