インド旅行を快適に!リキシャ利用のまとめと注意点
バックパッカーや節約旅行者にとって、インドのリキシャ(オートリキシャやサイクルリキシャ)は、安くて便利な移動手段です。
この記事では、7回のインド旅行経験を持つ筆者が、ボラれないためにリキシャを利用するための準備とコツを紹介します。
事前準備編
小額紙幣を準備しよう
リキシャなど乗り物だけではなく、インドでは釣り銭が常に不足しています。
まずは小額紙幣を多めに手に入れておこう。
特に10ルピー札を多く作ってください。
入手方法
両替所
両替時にできるだけ細かい札にしてもらう。(20、10ルピー札は難しい)
交通機関の切符売り場
切符を買うときは高額紙幣を崩すチャンス。
宿泊施設や飲食店、店
小さい金額でやり取りしている屋台や個人経営の商店は釣り不足です。
酒屋は賑わっているので高額紙幣を使うチャンスです。ドラッグストアもおすすめ。
運賃の相場を知る
リキシャは交渉制が基本なので、事前に相場を把握しておくことが重要!
適正価格を知らないと吹っかけられるリスクが高まります。
- 宿のスタッフに聞く
- Googleマップで距離を確認
- Uberアプリで適正価格をチェック
デリーのオートリキシャ運賃相場例(2024年)
全部別の流しオートリキシャのデータです。
- 約2.4km:40ルピー
- 約1.3km:30ルピー
- 約7km:80ルピー
1kmあたりの相場
- 平均:17.06ルピー
- 最安運賃:11.43ルピー
- 最高運賃:23.08ルピー
だいたい10~20ルピー/kmが相場のようです。
10ルピー単位の交渉になるので、最大30ルピー/kmが許容範囲ではないでしょうか。
乗り方と交渉のポイント
リキシャをつかまえる
手を挙げればすぐに止まります。
道路に立っているだけで、歩いているだけで「リキシャ?」と声をかけてくることも多いです。
行き先を伝える
有名な場所や、主要な駅やバスターミナルなどは名前を言うだけでOK。
伝わらないときはガイドブックや地図、Google Mapを見せます。
運賃の交渉
乗る前に運賃を決める: 最初に言われる金額は、だいたい希望より高めですが、こちらの言い値ですぐにOKしてくれるドライバーもいます。
例:60前後で行きたい場合
「ニューデリー駅までいくら?」
「100!」
「60?」
「80」
「70?」
「OK、70!」
交渉中に他のリキシャに当たろうとすると、相手が焦って価格を下げることもあります。
交渉が面倒な場合は、「ニューデリー駅まで60でOKですか?」など、どんどん声をかけてみよう。
ドライバー選び: 吹っかけられても焦る必要はありません。リキシャは次から次へやって来ます。
高額要求の場合: ふざけた金額を言うドライバーと交渉する必要はありません。他のドライバーに切り替えよう。
経験上、3人目で良心的なドライバーが見つかります。三度目の正直です。
トラブル防止のコツ
支払い時に高い運賃を要求されたら?
無視して無言の圧力をかけ、交渉時の金額を渡せばOK。だからこそ、きっかり払うために小額紙幣が必須なのです!
交渉せず、乗車後に支払う方法
この支払い方法は、良心的なドライバーを見極める必要があります。
適正価格を支払うと、黙って受け取ります。年配の人に多かったです。
お釣り事情
リキシャドライバーは基本的に細かいお釣りを出しません。
自分で細かいお金を用意する工夫が必要です。
- 乗車後に露店でガムを買って10ルピー札を作った経験あり。
- Uberの端数運賃(83ルピーなど)は、90ルピーを払わざるを得ないことも。80でOKの場合もある。
正直リキシャを見分けるコツ
年配の人や礼儀正しい人、そして新人の若者、英語を話さない人は正直に商売している人が多い印象です。
観光地では「ジャパン?アリガトウ」と、嬉しそうに外国人観光客に声をかけてくるドライバーがいますが、これには要注意。
本当に良い人もいたのですが、「土産どう?追加料金でマーケットに寄るよ」だの、面倒な人もいます。
特に有名観光地では、外国人に寄ってくる人はスレていることが多いです。避けた方がいいですね。
トラブル防止のコツを押さえれば、リキシャ移動がもっと楽しくなるはずです。
この記事を参考に、インドのリキシャをフル活用して充実した旅を楽しんでください!